Something I want to share with people
仙台に越してきたその日に、ボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら、片づけをしていた椎名は、隣人の河崎に声をかけられた。「あの声は、神様の声だ」。そう言いながら、河崎はおかしな計画を椎名に持ちかける。「一緒に本屋を襲わないか」。同じアパートに住む引きこもりの留学生ドルジに、一冊の広辞苑を贈りたい、と言う。椎名は翌日、河崎に言われるままに、モデルガンを片手に書店の裏口に立ってしまった……。
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