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「僕の彼女を紹介します」

またまたgooから引用・・・

一見うら若い乙女、ギョンジン(チョン・ジヒョン)は、仕事に燃える熱血警察官。誤認逮捕が元で知り合った高校教師、ミョンウ(チャン・ヒョク)と恋に落ちた。無鉄砲なギョンジンを、ハラハラしながら見守るミョンウは、何があっても彼女を守ると心に誓う。ある夏、車で旅行に出た2人は落石事故にあい、川に落ちたミョンウが意識を失ってしまう。ギョンジンの必死の処置で一命を取りとめたミョンウは、彼女への気持ちを一層強くするが、そんな2人に、過酷な運命が待ち受けていた。

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つい2年位前までしばらく映画館から遠ざかっていたので、最近の韓国映画の隆盛はあまり知らなかったのだけれども、それでも「猟奇的な彼女」とこの前の「オールド・ボーイ」を見て、ああさすがに力つけてきてるんだなあと感心したのだった。何となくハリウッド映画を見てすごいなと感心するときとは違って、韓国映画に感心するとき、少し悔しいなあ、日本映画ももっと力をつけてくれるといいんだけどなあと、妙に屈折した感情も抱いてしまうのが不思議なのですが(古い世代だってことか)。ただ「オールド・ボーイ」の方は別として、「猟奇的」を見たときの感想としては、ああ、これが韓国風の味付けなんだろうなとも感じたのだった。見方によったらコテコテとしか思えないエピソードをこれでもかと畳み掛けてくるところ。ちょっと醒めた態度で見たら、途中から乗っていけなくなるキワドイところを突いてくる感じ。それは日本映画にも香港映画にも中国映画にもないところでした。だが、その濃い味付けが美味しいところで、「猟奇的な彼女」は傑作と言えるラブコメディだったと思います。韓国物のよさは「冬のソナタ」などのテレビドラマは見てないので、最近のブームは何にも分かりませんが。
 で、それと同じ監督クァク・ジェヨンによる、同じ女優チョン・ジヒョンが主演の映画がこれです。路線はまったく同じ。強気のヒロインと弱気の男とのラブコメです(後半は純愛物)。ただ、前作「猟奇的」とおのずと比較になってしまうのだけど、今回はダメでした。味付けが微妙に狂ってます。勘違いが露見してしまってると思うのでした。感動を盛り上げようとしてのストーリーラインなり音楽なり絵の撮り方といい、狙いすぎなのです。てか、古臭くてくどい感じ。

 (以下、ネタバレあり)

 例えば、ストーリーラインで言えば、警官が誤って愛する人を自分が撃ってしまうというのはどこかでなかったか。それでもその愛する人は霊になって本格的に死ぬまでの49日間、彼女を助けまわるとかなかったかなあ。「ゴースト」とか。ストーリーはいずれ何かに似てしまうのはしょうがないとして、失意のあまり自殺しようとするヒロインの撮り方はステレオタイプだし、音楽での盛り上げもなんだかなと思うのでした。何より、恋愛で盛り上がる2人を撮る時、2人を中心にカメラが周りをぐるぐる回って撮るやり方、あれが確か3回も出てきたのでした。あれ見てると、見てる方が目が回っちまうんですが(実際、気持ち悪くなって視線を外してた:笑)
 ストーリーもわざとだろうと思うけれど、妙にはぐらかすところがあって、そこは受けるシーンだったのかなあと疑念を感じました。川に溺れて死に掛けるけど、そこでは死ななくて、別のところでやっぱり死んじゃうとか、いったんはビルから飛び降りようとするけど、そこでは飛び降りないで、別のビルから飛び降りる(けど死なない)とか。どっちも大きなストーリーラインからするとまったく余計な部分だったし、アレを外してもっとストレートに話しを運べば、すっきり嵌ると思われたのでした。上映時間を延ばすためにとってつけた感じのシーン。「猟奇的」の方はリアリスティックな状況でのラブコメだったけど、今回は霊が出てきたりとファンタスティックになったので、頷けなかったのかもしれません。最後には大林宣彦がやるような合成画像とかになってました。ひゅーん。
 最後の地下鉄のところで「僕の彼女を猟奇的の彼氏に紹介します」となってつながるわけですね。そこもピシッと2つの映画が整合するように持っていったら嬉しかったのになあ。

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