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「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」

goo映画から

下院議員チャーリーは、酒と女が好きなお気楽政治家。しかし、その内面では、平和を愛するゆるぎない心を持ち、ソ連の攻撃に苦しむアフガニスタンを常に気にしていた。国防歳出小委員会がアフガニスタン支援に500万ドルしか用意していない事を知ると、委員会のメンバーである彼は、予算を倍にするよう指示する。そこに、テキサスで6番目の富豪で、反共産主義者のジョアンが目をつけ、アフガニスタンを救うよう彼に訴える。


charlieswolsonswar.jpg

★★

結局、何を描きたかったのか演出があやふやでよく分からなくなる映画に感じた。マイク・ニコルズって「卒業」や「愛の狩人」以外(つまり70年初頭以降)、たいした映画を作っていないのではないか、というか俺には相性が悪い。

映画としては、このチャーリー・ウィルソンという政治家を肯定的に描いている。つまり、発端はアフガンの人々を救いたいと言う善意で、この政治家が走り回る。そして、当時の政治状況からすれば奇跡に近いとことをやってのけたおかげで、ソ連のアフガン侵攻は挫折せしめられたのだと。しかし、その後のフォローがおろそかだったために、反米のl国になってしまったのだと。そういう悲劇を含めた、ある政治家の行動を面白おかしく描いたのだと。

たいていの中庸政治路線のアメリカ人ならそれで納得だろうけど、アメリカ以外でこの映画を見ると、おい、そんな能天気なことで納得しちゃっていいのかよ? どこまで神経が麻痺してしまってんだよ? と頭を傾げてしまうのだった。というか、腹立たしくなってしまうのだった。ほんとにいいのかよ?

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