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2010年3月に劇場で観た映画

「パレード」
「上辺だけの付き合い、それくらいが丁度いい」都内の2LDKマンションに暮らす男女四人の若者達。映画会社勤務の直輝、イラストレーターの未来、フリーターの琴美、大学生の良介。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼のサトルが加わり、同じ町では連続暴行事件が起こり始める。そして彼らの日常に、小さな波紋が拡がり始める…。
[ 2010年2月20日公開 ]
ジャンル : ドラマ
製作年 : 2010年
製作国 : 日本
配給 : ショウゲート
キャスト・スタッフ - パレード
監督・脚本 : 行定勲
原作 : 吉田修一
出演 : 藤原竜也 、 香里奈 、 貫地谷しほり 、 林遣都 、 小出恵介
パレード
★★★★
・姉御肌の香里奈とのほほん娘の貫地谷しほりの存在感がすばらしい。
・終盤の転調の前に、もうちょっと盛り上げるアクション、あるいは映像的に技巧をこらした演出があったらメリハリがついて良かったと思うが。
・地味な映画だがもう少し評価されても良いと思う。
2010年3月3日


「太陽がいっぱい」
トム・リプレイは、フィリップと酔っぱらってナポリに遊びにきた。近くの漁村モンジベロからだ。-トムは貧乏なアメリカ青年だ。中学時代の友人・金持のドラ息子フィリップを、父親から頼まれて連れ戻しにきたのだ。5000ドルの約束で。フィリップにはパリ生れのマルジェという美しい婚約者がいた。-ナポリから帰った時、アメリカから契約をやめる手紙が来ていた。フィリップが約束の手紙を出さなかったからだ。トムが邪魔になっていた。友人のパーティーに向うヨットの上で、トムはますます彼からさげすまれた。
ジャンル : スリラー/サスペンス
製作年 : 1960年
製作国 : フランス=イタリア
キャスト・スタッフ - 太陽がいっぱい
監督・脚本 : ルネ・クレマン
原作 : パトリシア・ハイスミス
脚本 : ポール・ジェゴフ
出演 : アラン・ドロン 、 マリー・ラフォレ 、 モーリス・ロネ
太陽がいっぱい
★★★★★
・「午前十時の映画祭」の一作。
・淀川長治氏がゲイ関係であると言いきり皆をあっと言わせた。だが、正直、そこまでの関係は今回も読み取ることができなかった。アラン・ドロンがモーリス・ロネ扮する金持ちに一体化したがっているというのは見えたが…
・ボートや帆船、ナイフ、衣類など様々な映像的暗喩の仕掛けは見事。
・途中の魚市場を散策するところの雰囲気は、素晴らしい。
2010年3月8日


「ハート・ロッカー」
2004年、イラク・バグダッド。駐留米軍のブラボー中隊・爆弾処理班の作業中に爆発が起き、班長のトンプソン軍曹が爆死してしまう。トンプソン軍曹の代わりに派遣されてきたのは、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹。彼はこれまでに873個もの爆弾を処理してきたエキスパートだが、その自信ゆえか型破りで無謀な行動が多かった。部下のサンボーン軍曹とエルドリッジ技術兵は彼に反発するが、ある事件をきっかけに打ち解けていく。
[ 2010年3月6日公開 ]
ジャンル : アクション
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
配給 : ブロードメディア・スタジオ
キャスト・スタッフ - ハート・ロッカー
監督・製作 : キャスリン・ビグロー
脚本・製作 : マーク・ボール
出演 : ジェレミー・レナー 、 アンソニー・マッキー 、 ブライアン・ジェラティ 、 レイフ・ファインズ 、 ガイ・ピアース 、 デヴィッド・モース
ハートロッカー
★★★★★
・冒頭から、爆弾処理や狙撃の緊張感とその任務の合間の休息の二つが波状攻撃的に繰り返される。物語の進行はそれだけ。
・そして任務の緊張が最大に高まるのが実は冒頭のシーンであるのが素晴らしい。内容的には、相変わらず緊張を強いる任務なのであるが、観客は徐々にその緊張感に麻痺していくのだ。
・主人公はそれほどビッグネームの俳優ではないので、最後には死ぬかも知れないと緊張が続く(どうせ主人公だから最後まで生きるだろう、とは安易に考えられない)。にもかかわらず、見ている方はどんどん緊張感が薄まって行く。
・これこそ、戦争は麻薬であるというこの映画の冒頭にあったメッセージなのだろうと思う。
2010年3月8日


「噂のモーガン夫妻」
ニューヨークの人気弁護士ポール・モーガンは、一度の浮気に怒った妻に家を追い出され、3ヶ月もホテル暮らしを余儀なくされていた。セレブ相手の不動産業を営んでいる妻・メリルは電話にも出てくれず、プレゼント攻撃も効き目なし。しかしある日、夫婦揃って歩いていた所、殺人事件を目撃してしまう。犯人の顔を見た二人は命を狙われ、FBIの証人保護プログラムにより、何もないワイオミング州・レイで暮らす羽目になる…。
[ 2010年3月12日公開 ]
ジャンル : ラブ・ストーリー
製作年 : 2009年
製作国 : アメリカ
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
キャスト・スタッフ - 噂のモーガン夫妻
監督 : マーク・ローレンス
出演 : ヒュー・グラント 、 サラ・ジェシカ・パーカー 、 エリザベス・モス
噂のモーガン
★★★★
・ヒューグラントが主演なので、お気楽に見られるラブコメである。後味も良い。こういう映画があって良いじゃないかと思わせる。
・サラ・ジェシカ・パーカーがちょっと美人に見えないのが痛い。
・途中、クイーンも歌っていたCrazy Little Thing Called Loveを地元ワイオミングのお祭りで歌われる。なぜか聞いてて乗りまくった。
・煙草とか銃とか、アメリカでも田舎ではまだ寛容なのを見てホッとした(それは偏見なのかも)
2010年3月13日


「男と女」
アンヌ(アヌーク・エーメ)はパリで独り暮し。夫をなくして、娘はドービルにある寄宿舎にあずけてある。年はそろそろ30歳。その日曜日も、いつも楽しみにしている娘の面会で、つい長居してしまい、パリ行きの汽車を逃してしまった。そんなアンヌに声をかけたのはジャン・ルイ(ジャン・ルイ・トランティニャン)彼も30前後で、息子を寄宿舎へ訪ねた帰りだった。彼の運転する車でパリへ向う途中、アンヌは夫のことばかり話しつづけた。その姿からは夫が死んでいるなどとは、とてもジャン・ルイには考えられなかった。
[ 公開日未定 ]
ジャンル : ラブ・ストーリー
製作年 : 1966年
製作国 : フランス
キャスト・スタッフ - 男と女('66)
製作・監督・脚本・撮影 : クロード・ルルーシュ
脚本 : ピエール・ユイッテルヘーヴェン
出演 : アヌーク・エーメ 、 ジャン・ルイ・トランティニャン 、 ピエール・バルー 、 ヴァレリー・ラグランジュ
男と女
★★★★★
・「午前十時の映画祭」の一本。これで4本目。
・個人的に完璧な映画なのだが、今回、劇場で見て、フィルムが少し汚れているのが気になった。
2010年3月16日


「シャーロック・ホームズ」
あらゆる悪がはびこる、19世紀末のロンドン。不気味な儀式を思わせる手口で、若い女性が次々と殺害される怪事件が勃発する。名探偵シャーロック・ホームズはたちまち犯人を突き止め、邪悪な黒魔術を操るブラックウッド卿を捕まえる。だが彼は、処刑されても自分は復活する、とホームズに宣言。やがて予言通り、死刑に処されたブラックウッドが、墓場から甦ってしまう。前代未聞の大事件に人々がパニックに陥る中、ホームズだけは史上最大の謎に挑めることに胸を躍らせていた…。
[ 2010年3月12日公開 ]
ジャンル : ドラマ
製作年 : 2009年
製作国 : イギリス
配給 : ワーナー・ブラザース映画
キャスト・スタッフ - シャーロック・ホームズ
監督 : ガイ・リッチー
出演 : ロバート・ダウニー・Jr 、 ジュード・ロウ 、 レイチェル・マクアダムス 、 マーク・ストロング 、 ケリー・ライリー
シャーロックホームズ
★★★★
・ロバート・ダウニーJrとジュード・ロウがぴったりはまって面白いシャーロック・ホームズになっていたと思う。
・ああだから、こうなるし、これこれの理由で、ああすればよいとかと言ったシャーロックの脳内計算が、セリフでの表現とその映像化とかフラッシュ・バックとかで表現される。いろいろ考えた演出なのだろう。
・ロバート・ダウニーJrという役者はかっこいいのかかっこ悪いのか分からないとことがかっこいい。次は「アイアンマン2」か。
2010年3月16日


「時をかける少女」
高校卒業を間近に控えた芳山あかりは春からの新生活に対する期待に弾んでいた。そんな中、母・和子が交通事故で昏睡状態に陥る。和子は初恋の人・深町一夫にメッセージを伝えるため、時を越える研究をしていた。あかりは母に代わって1972年にタイム・リープを申し出る。あかりのタイム・リープは成功したかに見えたが、なんと誤って1974年に飛んでしまう!果たしてあかりは深町に出会い、母の想いを伝えることができるのか…?
[ 2010年3月13日公開 ]
ジャンル : ドラマ
製作年 : 2010年
製作国 : 日本
配給 : スタイルジャム
上映時間 : 122分
キャスト・スタッフ - 時をかける少女
監督 : 谷口正晃
原作 : 筒井康隆
出演 : 仲里依紗 、 中尾明慶 、 安田成美 、 勝村政信 、 石丸幹二
時をかける少女
★★★
・大林版の「時をかける少女」は80年代にしてすでにノスタルジー溢れると形容されていた。本作は、ベースにアニメ版ではなく大林版を持ってくる。
・21世紀の少女はもはやノスタルジーの色をつけることはできない。逆に、彼女がさかのぼった70年代という時代に色濃くノスタルジーを込める。
・大林版が「昔風の女の子はいいなあ」という装いを着てるとするなら、こちらは「40年前は珍妙な時代だったが今と変わらないところもあるなあ」という装いなのかもしれない。観客のターゲットが若年層だとしたら、そういう感想を持つだろう。
・女子の言葉使いの変化が、中年の観客にとっては痛いところだった。
2010年3月16日

「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
ついに開催される「ライアーゲーム」最終決戦に、神崎直、秋山深一らプレイヤーが呼び戻される。今回の“エデンの園ゲーム”は、金・銀・赤の3色のリンゴのうち、プレイヤーが一つを選ぶという単純なもの。全員が赤を選択すれば、参加者全員が1億円を獲得できる。しかし、もし金・銀に手を出した者がいた場合、赤を選択したプレイヤーはマイナス1億円となる。つまり全員が赤を選択し続ければ、主催者から賞金を得られるのだ。直は「赤いリンゴを揃えましょう」と呼びかけるが、優勝賞金の50億円に目がくらんだプレイヤーたちは、互いを出し抜こうと策略を巡らせ…!?
[ 2010年3月6日公開 ]
ジャンル : ドラマ
製作年 : 2010年
製作国 : 日本
配給 : 東宝
キャスト・スタッフ - ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
監督 : 松山博昭
原作 : 甲斐谷忍
脚本 : 黒岩勉 、 岡田道尚
出演 : 戸田恵梨香 、 松田翔太 、 田辺誠一 、 鈴木浩介 、 荒川良々 、 濱田マリ 、 吉瀬美智子 、 渡辺いっけい
ライアーゲーム

・テレビドラマの映画化だからと言って映画として悪いとは言わない。だが、ここまでテレビそのまんまの演出、チープな写し、バカ騒ぎをするとても普通の脳を持った人とは思えない人物を配して見せて、それで儲けようとする魂胆が見え、非常に腹立たしかった。
・キモとなるゲームのルールも、ストーリーを作ってから付け足したような、付帯条項がつきまくる。さらに裏技的な策を連発して、一気に鼻白む。
2010年3月24日


「TEKKEN-鉄拳-」
時は近未来。世界は崩壊し、最大の権力を誇るテッケン財閥とそのCEO三島平八の全体主義的な支配下にある。テッケン財閥に母を殺された、ひとりの若き格闘家・風間仁。彼は三島平八によって開催される格闘技大会“The King of Iron First Tournament”に出場し、復讐を狙う。しかし、史上最大のトーナメントの裏側には、恐るべき陰謀と秘密が隠されていた。仁は、世界最強の格闘家たちを破り、復讐を果たせるのか……?
[ 2010年3月20日公開 ]
ジャンル : アクション
製作年 : 2010年
製作国 : アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース映画
キャスト・スタッフ - TEKKEN-鉄拳-
監督 : ドワイト・H・リトル
出演 : ジョン・フー 、 ケイリー=ヒロユキ・タガワ 、 ケリー・オーバートン 、 イアン・アンソニー・デイル 、 ダリン・デヴィット・ヘンソン 、 ルーク・ゴス
鉄拳
★★
・これも上の「ライアーゲーム」と同様に文句をつけようと思えばできる作りの映画なのだが、どこか真面目にやってる感じが出ていて、むしろ応援してしまう。
・変な「日本」がたくさん出てくるところも、むしろ面白い。
2010年3月24日


「誰かが私にキスをした」
インターナショナルスクールに通うナオミは、ある日、学校の階段から真っ逆さまに落っこちてしまう。頭を強打し、ここ4年間のことをすっかり忘れてしまった彼女にとって、最新の記憶は、偶然現場に居合わせて病院まで付き添ってくれた、上級生ユウジだった…。やがて学校に戻ったナオミは、親友のミライや、恋人だったというエースから過去の自分のことを聞き、違和感を覚えながらも新たな生活を始めるが…!?
[ 2010年3月27日公開 ]
ジャンル : ラブ・ストーリー
製作年 : 2010年
製作国 : 日本
配給 : 東映
キャスト・スタッフ - 誰かが私にキスをした
監督 : ハンス・カノーザ
原作・脚本 : ガブリエル・ゼヴィン
出演 : 堀北真希 、 松山ケンイチ 、 手越祐也 、 アントン・イェルティン誰かが私にキス

・これまたダメ映画だった。
・アメリカンスクールならぜひもっと英語で進行すべきだ。松山ケンイチは、まったく英語をしゃべらず、演技もやる気を失ってる。
・画像もポップを狙っていながら、新しさの感動がない。
・そもそも、こういう生活感がない高校生たちが何をしようと、何に悩もうと、勝手にやってな! と放り投げたくなる。そういうキャラになったのは、やはり日本の脚本・監督でないからなのだろう。
2010年3月29日

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