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「恋は五・七・五!」

校長の独断で、俳句甲子園に出場することになった松尾高校。国語教師の高山の元に集まったのは、漢字ドリルと引換えに参加した帰国子女の治子、チアリーダーをクビになったマコ、1年生のピーちゃんと、野球部の補欠、山岸。そして、密かに治子を思い続ける土山だ。やる気ゼロだった治子だが、5・7・5を並べるうちに、少しずつ興味が沸いてきた。優勝候補、古池高校の勢いに押されるまま、いよいよ俳句甲子園の日がやってくる。

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★★★

青春映画なのだ。伝統的な日本の青春映画なのだ。夏だし、女の子がかわいいし、かっこいいし、男の子が女の子にひそかにあこがれているし、何かのイベントで逆転勝利を収めるし、歌が入るし、戯画化されてるし、エッチなところもあるし・・・。だがちょっとリズムが変なのかなあ。というか、盛り上がるべきところが、盛り上がらずに通り過ぎてしまったような印象。残尿感。惜しいなあ、面白い題材だったと思うのに。

だがだ。見終わってすでに1ヶ月は経つのだが、きっちり記憶に残っているところがあって、やっぱりそういう映画はいい映画だったのじゃないかとも思うのだった。その記憶に残っているところというのは、何の脈絡もなく挿入されている、ヒロインたち娘3人が歌い踊るキャンディーズの「可愛い悪魔」のところ。

これ何の意味があるんだと見たときは首をかしげながら見ていたのだけど、きっちり残ってしまいました。そして、このシーンに至るまでのヒロイン(関めぐみ)が実にいいのだ。きれいで、背が高くてすらりとしていて、颯爽で、男っぽいようでおんなおんなしてる感じもあって、すっかりアタクシに惚れなさいと言うシグナルを送りけてくるのだ。彼女の相手役になる写真部の暗い男子高校生が彼女の写真を暗室でタバコ吸いながら見てたり、自宅でオナニーしながら見てたりするのだが、その写真のよく撮れていること。彼女の魅力がきっちり出てる写真です。

そこまでの関めぐみを持ち上げる積み重ねがあったから、なーんの意味もないような「可愛い悪魔」のところがきっちり頭に残っているのかもしれません。

この「可愛い悪魔」以降の部分は、やっぱり盛り上がり不足だし、俳句というのを生かしていないし、イマイチだったのでした。でも記憶に残るシーンを作ってもらっただけでもありがたいと思っていますよー。

恋は五・七・五!@映画生活

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