「キャシャーン」
[32] 「キャシャーン」 投稿者:Ashe 投稿日:2004/05/06(Thu) 22:04 [返信]
Gooの映画紹介からの引用:
> 我々が歩んできた歴史とは全く異なる歴史を歩んできた世界。 世界は大亜細亜連邦共和国と
> ヨーロッパ連合という、ふたつの陣営に分かれていた。 50年も続く大戦の果てに、 大亜細亜
> 連邦共和国は勝利し、東アジアのユーラシア大陸一帯を支配するに至った。 しかし、その勝
> 利で得た物は人心の荒廃に、化学兵器、細菌兵器、核がもたらした薬害やウィルス、 放射能
> などの後遺症と荒れた大地だけであった。人類の未来は終焉を迎えようとしていた。
そんな背景分りましぇん!
> 重い病に苦しむ妻をもつ、遺伝子工学の世界的権威東博士は、人間のあらゆる部位を自在に
> 造り出す「新造細胞」理論を提唱。東博士は妻ミドリを救うため、この研究の実用化を急ぎ
> 学会で援助を仰ぐ。
これは読み取れました。
> 既得権を奪われまいと、博士の理論を却下する保健省。 しかし、その理論を私欲のために
> 利用しようとする軍関係者の援助により、研究は始まった。そして故意か必然か、実験場か
> ら生まれた新生命体・新造人間。
そうなのか?
ともかくその新造人間達が独立闘争を起こす。新生命体は排除されなければならない生物なのか、生存のための闘争は悪なのか、憎悪に満ちた対立はどちらかの勝利によって終結を迎えなければ決着がつかないものなのか? と、そんな内容らしい。
***
対テロ戦争が意識されているのかな。青臭いぞ(笑)。博士は自分の妻を復活させたいという意思で動いてるし、主人公もマザコン気味だし、敵役も求めていたのは熟女の慈愛だったんじゃないか?よくわからんが。
よく分からなかったのは理由は簡単で、俺の後ろに座っていた中年カップルのマナーが最低だったからなのだった(5月4日のMovix利府のレイトショーで、G2の席に座っていたお前!お前のことだよ!)。とりあえず、前の席の背もたれを蹴っ飛ばすのはやめろ。べらべら喋りながら映画を見るのはやめろ。人に迷惑をかけざるを得ない人たちは別として、そうでない者たちにとって人に迷惑をかけないというのは大前提のはずだ。社会生活を営む上での根本原理なのだよ。このG2席のオヤジは俺の苦情に対して「どんな見方をしようが、そんなの勝手だろう」といってのけたのだ。目の前が真っ暗になったよ。おめーのようなのがオヤジの評判を落としてるんだぜ。しっかりしろよ。
ともあれ、この映画、画像はすばらしいです。ハリウッドに負けていません。予算は6億、ハリウッド映画に比べて各段に低予算ですが、それなりに見せています。少なくとも「ちゃち」には見えません。もちろん細かいところではあらも見えますが、そこは無視できる範囲です。全編、プロモーションビデオを見ているような感じでした。宇多田ひかるの旦那が監督で彼女の「トラベリング」とかの制作で、あれがパワーアップしてしかも2時間以上続いた映画だと思ってみれば、外れていないと思います。
絵的には素晴らしい。だがどうしてか、画面がつながっていかないのでした。野球で言えば、打撃はいいけど、それがつながらない、つながってこそ「打線」と言えるのに!といった感じです。これは実に惜しいと思うのでした。後の席に座っていたおバカオヤジに腹を立てるとともに、この映画の作り方というか、せっかくの素材と画力を映画的魅力に昇華できずに終わったこの作品に、「もったいない」とうならずにいられませんでした。プロデューサが「もう20分削れ!」と一言いっただけでもレベルは確実に上がると思うのに。
あと、エヴァンゲリオンになっちゃうところに、才能あるものの、この人の限界が見えるかも。
Gooの映画紹介からの引用:
> 我々が歩んできた歴史とは全く異なる歴史を歩んできた世界。 世界は大亜細亜連邦共和国と
> ヨーロッパ連合という、ふたつの陣営に分かれていた。 50年も続く大戦の果てに、 大亜細亜
> 連邦共和国は勝利し、東アジアのユーラシア大陸一帯を支配するに至った。 しかし、その勝
> 利で得た物は人心の荒廃に、化学兵器、細菌兵器、核がもたらした薬害やウィルス、 放射能
> などの後遺症と荒れた大地だけであった。人類の未来は終焉を迎えようとしていた。
そんな背景分りましぇん!
> 重い病に苦しむ妻をもつ、遺伝子工学の世界的権威東博士は、人間のあらゆる部位を自在に
> 造り出す「新造細胞」理論を提唱。東博士は妻ミドリを救うため、この研究の実用化を急ぎ
> 学会で援助を仰ぐ。
これは読み取れました。
> 既得権を奪われまいと、博士の理論を却下する保健省。 しかし、その理論を私欲のために
> 利用しようとする軍関係者の援助により、研究は始まった。そして故意か必然か、実験場か
> ら生まれた新生命体・新造人間。
そうなのか?
ともかくその新造人間達が独立闘争を起こす。新生命体は排除されなければならない生物なのか、生存のための闘争は悪なのか、憎悪に満ちた対立はどちらかの勝利によって終結を迎えなければ決着がつかないものなのか? と、そんな内容らしい。
***
対テロ戦争が意識されているのかな。青臭いぞ(笑)。博士は自分の妻を復活させたいという意思で動いてるし、主人公もマザコン気味だし、敵役も求めていたのは熟女の慈愛だったんじゃないか?よくわからんが。
よく分からなかったのは理由は簡単で、俺の後ろに座っていた中年カップルのマナーが最低だったからなのだった(5月4日のMovix利府のレイトショーで、G2の席に座っていたお前!お前のことだよ!)。とりあえず、前の席の背もたれを蹴っ飛ばすのはやめろ。べらべら喋りながら映画を見るのはやめろ。人に迷惑をかけざるを得ない人たちは別として、そうでない者たちにとって人に迷惑をかけないというのは大前提のはずだ。社会生活を営む上での根本原理なのだよ。このG2席のオヤジは俺の苦情に対して「どんな見方をしようが、そんなの勝手だろう」といってのけたのだ。目の前が真っ暗になったよ。おめーのようなのがオヤジの評判を落としてるんだぜ。しっかりしろよ。
ともあれ、この映画、画像はすばらしいです。ハリウッドに負けていません。予算は6億、ハリウッド映画に比べて各段に低予算ですが、それなりに見せています。少なくとも「ちゃち」には見えません。もちろん細かいところではあらも見えますが、そこは無視できる範囲です。全編、プロモーションビデオを見ているような感じでした。宇多田ひかるの旦那が監督で彼女の「トラベリング」とかの制作で、あれがパワーアップしてしかも2時間以上続いた映画だと思ってみれば、外れていないと思います。
絵的には素晴らしい。だがどうしてか、画面がつながっていかないのでした。野球で言えば、打撃はいいけど、それがつながらない、つながってこそ「打線」と言えるのに!といった感じです。これは実に惜しいと思うのでした。後の席に座っていたおバカオヤジに腹を立てるとともに、この映画の作り方というか、せっかくの素材と画力を映画的魅力に昇華できずに終わったこの作品に、「もったいない」とうならずにいられませんでした。プロデューサが「もう20分削れ!」と一言いっただけでもレベルは確実に上がると思うのに。
あと、エヴァンゲリオンになっちゃうところに、才能あるものの、この人の限界が見えるかも。