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「ロング・エンゲージメント」

第一次世界大戦。戦場を抜け出すため自らの手を撃った5人のフランス兵が、死刑を宣告された。終戦後、5人の中の1人、マネクの婚約者だったマチルドは、戦場で彼を見たという元伍長の話を聞く。マネクは生きている…そんな直感を頼りに、私立探偵のピールを雇い捜索を続けるマチルドだが、様々な人の証言をたどり続けても、依然マネクの行方はつかめない。そんな頃、マチルドの元に決定的な証言が飛び込んできた。

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監督ジャン・ピエール・ジュネ、出演オドレイ・トトゥという「アメリ」のコンビの映画です。が、ラブコメっぽい「アメリ」とは異なり結構グロい戦争場面がたっぷり出てきます。(1)フランスの田舎の牧歌的な風景、(2)戦場の悲惨な状況、そして(3)マチルドの婚約者探索に関わるミステリ風の部分の3つのパートがそれぞれ3割強ずつ分配され、交差するようにして描かれていきます。

事前情報として、「アメリ」と同じ監督・女優が出てること、戦争物で思い込みの激しいヒロインが婚約者を探索していく話であることの2点だけを頭に入れて行ったのですが、それだけじゃ足りなかったのかもしれません。ストーリーを追っていくのに必要な人物の把握に苦労したから(というか、途中までわけが分からなかった)。

序盤に主要登場人物の紹介がなされます。そこんところの紹介の仕方は「アメリ」風で、妙なトリビアにこだわった面白い紹介です。ヒロインの紹介は分かるのですが、ミステリ仕立ての話の筋にモロに関わってくる5人の兵士たち(意図的に自分の手を撃ちぬいて戦場から離脱しようとし、軍規により死刑が宣告される兵士たち)の紹介が割と速く、名前がややこしいし、顔も似たりしてて、急には把握できなかったのでした。この5人の特徴・名前は、目を皿のようにしてしっかりきっかり頭に叩き込んでおかなくてはならなかったのでした。その点、アタクシは見事に失格。物語がかなり進んでから「ああ、そういうことか・・・あれがあの人だったってことか・・・」とかと、頭の中で再構成しながらの、後付け的な解釈をしながらの映画鑑賞というハメになってしまいました。

それでも、いろいろ楽しめたし、(見るほうの頭の中での人物の整理さえできていれば)ストーリーテリングもよく出来ていたと思います。

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