「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破」
汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗ることで、自ら戦うことを選んだ碇シンジ。大きな運命を託された14歳の少年の物語は、ここから未知の領域へ突入する。綾波レイと人気を二分するヒロイン、アスカがエヴァンゲリオン2号機に乗って参戦。加えて魅惑の新ヒロイン、マリが登場する。謎の敵性体“使徒”とEVAシリーズの戦いは新エヴァンゲリオン仮設5号機の参加で、さらに激しくエスカレートしていく。スクリーンに続々と展開する、誰も見たことのないバトルシーン。驚異のスペクタクルの興奮は、未知の物語へとつながっていく。
★★★(★)
・公開3日後の6月29日に劇場に行った。平日の最終なのにほぼ満員。祭りと化している。このような経験は、前には1度きり。「ヱヴァンゲリオン新劇場版 序」の公開のときだけだった。
・このようなエネルギーがあるだけでも、この作品は評価できる。
・突然、「太陽を盗んだ男」からの曲が流れ出してびっくり。「今日の日はさようなら」(?)や「翼をください」が流れたときにはニヤリとした。
・めがね娘のキャラクターが妙に乾燥しているのには良い意味で裏切られた。
2009/6/29
「守護天使」
「チェイサー」
街では連続猟奇殺人事件が起こっている頃、元刑事でデリヘル嬢の斡旋を生業としているジュンホは、彼の元から行方をくらませた2人の女の行方を探っていた。その手がかりを握る男を見つけるも、探りを入れさせたデリヘル嬢ミジンも失踪。だが偶然ジュンホは疑惑の人物ヨンミンを見つけ、捕獲する。すると警察でヨンミンはとんでもない告白を始めた。「女たちは自分が殺した。そして最後の女はまだ生きている」と――
★★★★
・見終わった後、ずしんとくる。ハッピーエンドにしてくれよと言いたくなるが、そこはそれ、仕方ない。
・犯人役、追いかけるデリヘル派遣業の男の役、女の役、その娘の役のいずれも、非常に上手い。感心した。
・夜の韓国の街の空気が伝わってくるような画質、その中での状況の切り取り方、映し方なども良く、2時間があっという間に過ぎた。
2009/6/17
「スター・トレック」
ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)が宇宙艦隊に入隊して3年。USSエンタープライズに乗ることに成功したカークだったが、船内のトラブルメーカーになってしまう。それが気に入らないスポック(ザカリー・クイント)は、カークを船から追い出そうとするが……。
★★★
・パラレルワールド化したことでTVや旧作との整合性を特に意識せずとも良い状態でストーリーを構築したのはうまかった。
・さすがにこの時代の特殊効果技術でエンタープライズ号を見せられるとわくわくしてくる。
・「007」、「バットマン」、そして「スタートレック」と、シリーズ物のリセットがいずれもうまくいっているところは、さすがハリウッドだと感心した。
2009/6/15
「ハゲタカ」
世界金融危機 前夜。日本のマーケットに絶望し、表舞台から姿を消した天才ファンドマネージャー・鷲津の元に、かつての盟友・芝野が現れる。中国系巨大ファンドが買収に乗り出した、大手自動車メーカー「アカマ自動車」を危機から救ってほしい、というのだ。日本を代表する大企業「アカマ」の前に突如現れたのは、“赤いハゲタカ”こと劉一華(リュウ・イーファ)。豊富な資金を背景に、鷲津を圧倒し続ける劉ら中国ファンドの真の目的とは!?
★★★
・見た直後は良いかと思ったが、2ヶ月以上たった今は何の印象も残っていない。なぜだ?
・思い出した、高良健吾の役どころ(格差社会の冷徹さをまともに喰らって屈折していく若者)は役者の雰囲気もあって良かった。
2009/6/10