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「ドロップ」

goo映画から

不良に憧れて私立中学から公立に転校したヒロシ。赤い髪にボンタン姿で登校すると早速、不良グループに呼び出される。浮かれ気分でついて行くと、リーダー、達也に河川敷でボコボコにされる。しかし、その根性を気に入られ、ケンカの後、共にラーメン屋に。初日早々不良グループの仲間入りを果たす。ヒロシの生活は活気付き、達也らとつるんで他校の生徒とケンカの毎日。姉のユカとその恋人のヒデは、そんなヒロシを心配していた。


ドロップ
★★★

・映画放映や教育・情報番組以外テレビを見ないので、品川裕という吉本のタレントがどういう人物なのか、まったく知らない。劇場に行って、予想したのとまったく客層が違っているので驚愕した。結構、客が集まっている。感覚のずれを感じる。同種の「クローズ」(1作目)は監督関係で見に行ったが、そして、かなり面白いと思ったが、本作はどこかスタンスがずれている気がしてならなかった。
・集まっていた観客との感覚のズレなのか? 俺は老化したということか? 若いカップルが多い。役者目当てなのか?
・映画の中でドラゴンボールやガンダムの話しが盛んに引用される。ガンダムの話では客は盛り上がっていなかった。ボールとか量産型とかは、まだマイナーなのか?
・劇中、何度かコミックの画面と重ねあわされる。これには正直ムカついた。映画を見に来るんじゃなかった、同額の金を払ってマンガ喫茶でコミックを読んだ方が良かった、という気にさせられる。
・ストーリーもジャンプの王道路線と言ってよい。これは、ありきたりだと言うのと同義。特に後半に、あこがれの女性に振られるといった恋愛を絡めるとか、近い人が亡くなるとかが加わり、ありきたりさとあざとさが一気に加速する。ここで、冷めれば、本作は一気に駄作と判断される。だが、観客の多くは、むしろ、感動していた様子だ。
・本仮屋ユイカは、「ウザい」と彼氏に言われる女子高生を優等生的に演じていたが、それでは、最終的には「パッとしない」という印象で終わってしまうということが分かっていないのかもしれない。
・主人公とその対になる準主役は、ルックスも加わり一生懸命しているというのが伝わってくる。この二人はよかった。で、役者は、成宮?水嶋? って誰? 知らない。
・もうひとつ、遠藤健一と哀川翔が絡んで出てくるのだが、ここは正直、受けた。笑いたくねえと思っていたが、笑ってしまった。これで★がひとつ増えた。
・ケンカのシーンのアクションでは、アクションシークエンスの中に1回か2回、ロングショットを入れるべきである。
・ストーリーの作りはあくまで少年ジャンプ的であり、映画の構成は青春ものやコメディ・アクションもののあれこれを完全に踏襲。であるから、それなりに評価は高いとは思われる。いや、娯楽を求めての映画なんだからこれでいいのだろう。

(2009/3/23)

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